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【カテゴリー:症状と予防】
質問

病原大腸菌食中毒

回答

病原性大腸菌は腸炎をおこす大腸菌で、5つの種類があります。

<1>腸管組織侵入性大腸菌
●特徴  
赤痢菌に似ている
小学生以上の人に感染することが多く、集団流行することがあります。
わずかな量でも感染し、人から人へ直接感染することもあります。

●原因  
食品、飲料水

●症状 
発熱、しぶり腹、血の混じった下痢

●予防 
・ 手や指を清潔にしておく。
・ 食材、調理器具はよく洗う。
・ 井戸水を生のまま飲まない。

<2>腸管病原性大腸菌
●特徴  
赤ちゃんに多い
乳幼児の胃腸炎をひきおこす菌で、わずかな量でも感染します。
小学生以上の人はかなりの菌がなければ感染しません。
人から人への感染はありません。

●原因  
食品、飲料水

●症状 
急な発熱、下痢、腹痛

●予防 
・ 手や指を清潔にしておく。
・ 食材、調理器具はよく洗う。
・ 井戸水を生のまま飲まない。
・ 食肉は十分に加熱する。

<3>腸管毒素原性大腸菌
●特徴  
集団例が多い
感染すると体内で毒素をつくる菌です。
熱帯地域に多い下痢の原因となる菌で、海外旅行から帰国した人に多い“旅行者下痢”をひきおこす菌としても知られています。
人から人への直接感染はありません。

●原因  
食品、飲料水

●症状 
下痢、軽い腹痛
発熱はありません。

●予防 
・手や指を清潔にしておく。
・井戸水を生のまま飲まない。
・海外旅行中は生ものを食べない。

<4>腸管凝集性大腸菌
●特徴  
日本ではほとんど報告されていない
主に熱帯、亜熱帯地域で発生する、子供などの下痢の原因となる菌です。
日本では、この菌の報告はほとんどありません。

●原因  
食品、飲料水

●予防 
・手や指を清潔にしておく。
・井戸水を生のまま飲まない。
・海外旅行中は生ものを食べない。

<4>腸管出血性大腸菌(O-157)
●特徴  
人から人への二次感染がある
ベロ毒素という強力な毒素を作る性質があります。
この毒素は、体内に入ると大腸をただれさせ、血管の壁を壊して出血をおこします。
そして腎臓に障害を与え、脳や神経にも作用して、短期間で生命を奪うこともあります。

●原因  
食品、飲料水

●症状 
激しい腹痛、下痢
まず激しい腹痛がおこり、下痢をくりかえし、真っ赤な血の混じった下痢便が出るようになります。
時には腎臓に害がおよんで尿が出にくくなり、身体がむくむようになります。
さらにひどくなると、尿毒症になり、けいれんや意識障害をひきおこすこともあります。

●予防【感染を防ぐために】
・帰宅時、調理前、食事前には十分に手を洗う。
・食肉を扱った容器、包丁、まな板、ふきんは食材ごとに使いわけ、食肉を扱った時は熱湯で消毒する。
・生肉、生レバーを食べない。
・食材はよく洗い、十分に加熱する(75℃で1分以上)。
・生ものは早めに調理する。
・調理後は早めに食べる。
・井戸水を生のまま飲まない

●もしも感染したら
・すぐに医師の診察を受けて、指示に従う。
・感染者の便はゴム手袋を使うなど、衛生的に処理する。
・便にふれた時は、70%アルコール液などで消毒し、水でよく洗い流す。
・感染者の便がついた衣服は薬剤を用いて消毒し、家族のものとは別に洗濯した後、天日でよく乾かす。
・感染者は入浴をさける。
もっと詳しい内容は TEL.086-222-5440 または質問投稿よりお問い合わせください。

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